マイホームを建てたい! 少しでも安く!!!
新築を建てる方なら、必ず1回は考える事ではないでしょうか? そこで今回は、国から提供される予定の制度である「GX志向型住宅支援制度」を解説いたします!
補助金制度を活用してお得に夢のマイホームを建てましょう!
「GX志向型住宅」とは、建物の省エネ性能をさらに向上させることを目的として、政府が設けた新しい基準の住宅のことです。
「脱炭素志向型住宅」とも呼ばれます。
再生可能なクリーンエネルギーを活用した脱炭素社会である「GX(グリーントランスフォーメーション)」を目指す住宅として、GX志向型住宅がつくられました。
GX志向型住宅では、一次エネルギー消費量ゼロを実現する次世代型の省エネ住宅として、ZEHよりも高い基準が設けられています。
GX志向型住宅は、次の2つの基準を満たすことが条件です。
①断熱等性能等級「6以上」であること
②一次エネルギー消費量の削減率が下記を満たすこと
一般 | 寒冷地等 | 都市部狭小地等 | |
再生可能エネルギーを除く | 35%以上 | ||
再生可能エネルギーを含む | 100%以上 | 75%以上 | - |
参考:住宅の省エネ化への支援強化に関する予算案を閣議決定!国土交通省・経済産業省・環境省が連携して取り組みます!|国土交通省
③HEMSを導入してエネルギーの見える化・設備機器が制御できること
断熱等性能等級は7段階あり、GX志向型住宅は上から2番目の等級6以上が求められています。
また、太陽光発電システムなどの再生可能エネルギーを除き、一次エネルギー消費量を35%以上削減することが条件です。
一般地域の場合は再生可能エネルギーを含めて100%以上、寒冷地等においては75%以上の一次エネルギー消費量削減を満たした住宅がGX志向型住宅として認められます。
さらに、2025年2月7日に「子育てグリーン住宅支援事業」のウェブサイトが公開され、新たに「HEMSの導入」の要件が追加されました。
GX志向型住宅は補助金制度の対象になっており、2025年度では最大160万円の補助を受けることができます。 対象となる制度の概要や条件を確認しましょう。
GX志向型住宅が補助対象となる制度は「子育てグリーン住宅支援事業」です。
子育てグリーン住宅支援事業では、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、高性能な住宅の新築やリフォームを支援しています。
対象となる新築住宅の補助額は以下の通りです。
補助額 | 対象世帯 | |
GX志向型住宅 | 160万円 | 全世帯 |
長期優良住宅 | 80万円(解体を含む場合は100万円) | 子育て世帯等 |
ZEH水準住宅 | 40万円(解体を含む場合は60万円) |
3つの高性能住宅の中でGX志向型住宅が最も補助額が高く、160万円を受け取ることができます。
長期優良住宅とZEH水準住宅は対象が「子育て世帯」と「若者夫婦世帯」に限られるのに対し、GX志向型住宅は全世帯対象という点も大きな特徴です。
GX志向型住宅と、ZEHや長期優良住宅の違いを確認しましょう。
それぞれの基準を比較します。
GX志向型住宅 |
|
---|---|
ZEH |
|
長期優良住宅 |
|
GX志向型住宅は、ZEHと比べてより高い断熱性や省エネ性が求められています。
長期優良住宅は耐震性や劣化対策などの幅広い分野において基準が設けられており、GX志向型住宅は省エネ性に特化している点が大きな違いです。
家づくりには家自体の事、土地の事、お金の事など考えなくてはいけないことがたくさんあります。
特にお金のことについては家づくりに置いてトップクラスに重要な事と位置付ける人が多いと思います。
住宅メーカーに家づくりについて相談する際は、ぜひ補助金や減税についてもお尋ねください。
今回は最近話題のすべての世帯が対象になりえる「GX志向型住宅支援制度」を紹介いたしました!
これから家づくりをする中で補助金や高性能住宅に興味のある方はぜひ制度の検討をしてみてくださいね!